後期高齢者医療制度という名前は聞いたことがあっても、いざ75歳が近づいてくると、切り替えの流れがよく分からなくて不安になりますよね。国民健康保険との違いも混在しやすく、「何をいつまでに確認すればいいのか」で迷う方は少なくありません。
高山市在住のわたし、ノブです。地域情報メディア『ひだ高山クリップ』のエリア担当ライターとして、高山市の暮らしにまつわる情報を整理しています。制度ものは、何から確認すればいいかが分かると、後の動きが楽になります。
この記事では、対象になる時期、届く書類、保険料の見方、窓口の使い分けの順で整理しています。個別の保険料試算や受診判断には踏み込まず、公式確認の前段として読んでいただける内容です。
後期高齢者医療制度とはどんな制度か
後期高齢者医療制度は、75歳以上の方を対象にした独立した医療保険の制度です。国民健康保険や会社の健康保険とは別立てで運営されています。
岐阜県の場合は、県内すべての市町村が参加する「岐阜県後期高齢者医療広域連合」が制度を運営しています。手続きや相談の窓口はお住まいの市町村が担当する仕組みです。
75歳の誕生日から対象になる仕組み
後期高齢者医療制度の対象になるのは、75歳の誕生日当日からです。前日まで加入していた国民健康保険や会社の健康保険は、その日に自動的に切り替わります。
加入の手続きは原則不要。切り替えはこちらから申請しなくても進みます。ただし、書類が届くタイミングや、手元に届いているかの確認は自分でしておく価値があります。
切り替え前に届く書類と見たいこと
高山市では、75歳の誕生日の前月に「資格確認書」が簡易書留で届きます。以前は保険証が届いていましたが、令和6年12月2日以降は資格確認書に切り替わっています。はがきサイズの薄い赤色の書類です。
見落としやすいのが、簡易書留のため「転送不可」の郵便だという点です。住所の変更があった場合や、長期不在のある時期と重なっている場合は、事前に確認しておくと安心です。
資格確認書で最初に見ておきたい項目
資格確認書が届いたら、まず自己負担割合の記載を確認しておくとよいです。1割・2割・3割のどれに該当するかが書かれています。
有効期間は毎年8月1日から翌年7月31日まで。8月以降に使う書類は7月中に郵送されてくる仕組みです。古い書類と混在しないよう、有効期限の確認だけ先に済ませておくと後で迷いません。
保険料はどのように決まるのか
保険料は「均等割額」と「所得割額」の合計で個人ごとに計算されます。均等割額は全員が等しく負担する部分で、所得割額は前年の所得に応じて変わります。
- 均等割額
-
被保険者全員が等しく負担する金額。令和6・7年度は1人あたり49,412円。
- 所得割額
-
前年の所得に所得割率(令和6・7年度は9.56%)をかけた金額。
- 年間上限額
-
令和6・7年度は80万円。上限を超えた分は保険料として課されません。
保険料率は2年ごとに見直されます。具体的な金額は、高山市の国保年金課か岐阜県後期高齢者医療広域連合の公式情報で最新版を確認してください。
自己負担割合で迷いやすい点を整理する
自己負担割合は1割・2割・3割の3種類あります。世帯の前年所得をもとに判定され、適用期間は毎年8月から翌年7月まで。年度の途中で変わることはありません。
迷いやすいのが、同じ世帯の中に後期高齢者医療制度の加入者が複数いる場合です。世帯単位で判定されるため、一人の所得だけで決まるわけではありません。詳細な判定基準は公式で確認が必要です。
保険料の納め方と支払い方法の種類
保険料の支払い方法は、大きく2種類あります。年金受給額が年額18万円以上の方は、原則として年金からの天引き(特別徴収)になります。
- 特別徴収:年金からの天引き
- 普通徴収:納付書または口座振替
年金天引きから口座振替に切り替えることも可能です。切り替えには手続きが必要なので、希望する場合は高山市の国保年金課に確認してみてください。
広域連合と高山市の窓口はどう使い分けるか
制度全体の運営は岐阜県後期高齢者医療広域連合が担いますが、日常的な窓口対応は高山市が行っています。保険料の納付、資格確認書の再交付、各種届出の受付はすべて高山市側の窓口で動きます。
| 相談・手続きの種類 | 確認先 |
|---|---|
| 保険料の納付・口座振替の変更 | 高山市 国保年金課 |
| 資格確認書の再交付 | 高山市 国保年金課またはオンライン申請 |
| 制度の詳細・給付の内容 | 岐阜県後期高齢者医療広域連合 |
「制度のことを聞きたい」のか「手続きをしたい」のかで、問い合わせ先が変わります。迷ったときはまず高山市の国保年金課に連絡するのがスムーズです。
高山市の公式情報を確認する方法
高山市の「後期高齢者医療制度について」のページには、保険料の額、軽減措置の条件、資格確認書の交付時期などが掲載されています。
電話で直接確認したい場合は、医療保健部 国保年金課(電話:0577-35-3137)が窓口です。平日の開庁時間は8時30分~17時15分が目安ですが、事前に公式サイトで確認してから問い合わせると話が早いです。
ノブ制度のページと窓口の電話番号、手元にメモしておくと動きやすいです
国民健康保険と混同しやすいポイント
国民健康保険と後期高齢者医療制度は、どちらも市町村が窓口になるため混同しやすいです。実際には別の制度で、保険料の計算方法も自己負担割合の判定基準も異なります。
75歳の誕生日を境に、国民健康保険から後期高齢者医療制度へ自動的に切り替わります。誕生日以降に届いた書類が「どちらの制度のものか」が分からなくなる前に、資格確認書の有効期限と記載内容を確認しておくとよいです。
切り替え時期によくある勘違いと注意点
わたしが気になっていたのは、「切り替えは自分で申請するもの」と思っている方が意外と多い点です。75歳からの加入は原則自動で、申請は不要。ただし、書類が届かない・届いた書類を紛失したという場合は手続きが必要になります。
資格確認書が簡易書留で届きます。受取にサインが必要です。
自動で加入。以前の保険証や資格確認書は使えなくなります。
自己負担割合と有効期限を先に見ておくと、医療機関での確認がスムーズです。
書類が届かない場合や転送が切れている場合は、高山市 国保年金課に早めに連絡してください。
今日から動くための小さな一歩として
制度の全体像が分かると、何を先に確認すればいいかが見えてきます。わたしなら、まず手元の書類の有効期限と自己負担割合の記載を確認するところから始めます。
今日の一歩として、高山市公式サイトの「後期高齢者医療制度について」のページを開いて、保険料の欄と窓口の電話番号をメモしておくだけで十分です。窓口に行く前にメモが手元にあると、聞きたいことが整理しやすくなります。それだけでも気持ちが少し落ち着くかなと思います。
不安があるときは、まず「高山市 国保年金課(0577-35-3137)」に電話してみてくださいね。制度のことも手続きのことも、ここから話を始められます。












