「保育点数」という言葉、申込み前に耳にしても、実際に資料のどこを見ればいいか分かりにくいですよね。点数が高いほど有利というのは何となく分かっても、自分の家庭の状況がどう数字に変わるのか、いまいちピンとこないまま窓口に行く方も多いと思います。
わたしはノブといいます。高山市を拠点にした地域情報メディア『ひだ高山クリップ』で、子育て・くらし周りの情報を書いています。保育園の申込みは書類も多く、最初に何を読めばいいか迷う場面が多いので、今回は基本の考え方から見落としやすい点まで順番に整理しました。
ここで取り上げるのは、基本指数の見方、調整の考え方、高山市の公式確認先の三つです。個別の点数計算や入園可否の判断はできませんので、詳しい確認は高山市こども政策課でお願いします。年度ごとに基準が変わる可能性もありますので、必ず最新の公式情報をご覧ください。
保育点数は「保育の必要性の程度」を数値にしたもの
保育点数(指数)とは、各家庭の保育の必要性がどの程度かを、行政が書類審査するための基準です。就労の状況や家庭の事情を一定のルールで点数化し、定員を超えた申込みがある場合の入園順位に使われます。
高山市の入園案内にも「保育の必要性の程度の高い方を優先して入園決定する」と明記されています。点数そのものは各家庭に通知されるものではなく、提出書類をもとに市が内部で審査する仕組みです。
「常態」という言葉が意外とつまずきやすい
高山市の入園基準で「就労を常態としている」という表現が出てきます。この「常態」には、市が定めた具体的な数字があります。
- 常態の基準
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月の就労時間が64時間以上(概ね1日4時間以上かつ月16日以上)
パートタイムで働いている方が「わたしはパートだから点数が低いのでは」と心配されることがあります。でも時間数が基準を満たしていれば、就労として認められます。逆に時間が足りない場合は就労の扱いにならないこともあります。先に数字を確認しておくと楽ですよ。
就労で見られやすいのは時間と証明書の内容
就労の場合、勤務時間数と就労証明書の記載内容が審査の中心になります。「何時間以上働いているか」が、保育標準時間認定か短時間認定かの分かれ目にもなります。
- 保育標準時間認定
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月120時間以上の就労(原則1日11時間以内まで利用可)
- 保育短時間認定
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月120時間未満の就労(原則1日8時間以内まで利用可)
就労証明書には「入園希望日以降の就労状況が分かるもの」が必要です。現在の勤務形態と記載内容が一致しているか、申込み前に確認しておく価値があります。
育児休業明けの復職は扱いが少し違う
育児休業明けで復職を予定している場合、通常の就労証明書とは別に「育児休業期間および復職予定日が記載された書類」が必要になります。
復職日と入園日のズレをどう扱うかは、自治体によって異なります。高山市では「産前産後休暇取得前に既に保育園を利用しており、育児休業取得後も引き続き保育園を利用する」場合が入園基準に明記されています。新規入園と継続利用では状況が異なるため、こども政策課に早めに相談するのが無難です。
就労以外の事情も点数に関わる場面がある
入園基準には就労以外にも、妊娠・出産、疾病・負傷、同居親族の介護、求職活動中など10の理由が挙げられています。それぞれの事情に応じた証明書類が必要で、審査もその書類をもとに行われます。
- 妊娠・出産:母子健康手帳の写し
- 疾病・負傷・障がい:申立書+診断書など
- 同居親族の介護:申立書+診断書など
- 求職活動中:ハローワークカード等の写し
求職活動中の入園は、新規入園に限り、入園期間は2か月間とされています。2か月以内に就職先が決まらない場合は退園になります。これは見落としやすい点なので、求職中の方は特に確認が必要です。
点数だけで入園できるわけではない理由
迷いやすいのが「点数が高ければ希望の園に入れる」と考えてしまうケースです。実際には、点数の順位はあくまで選考の目安であり、希望する保育園の定員状況によって結果が変わります。
高山市の入園案内には「定員を超える申込みがあった場合など、第1希望ではなく第2・第3希望の保育園になる場合があります」と明記されています。点数が高くても、特定の園だけに絞ると希望が通らないこともあります。
ノブ第2・第3希望まで書いておくと、動きやすいですよ
書類審査で見落としやすい提出タイミング
4月入園の場合、主な書類は10月に提出し、口座振替依頼書や就労証明書(育児休業明けの方)などは2月提出になります。一度で全部出すわけではないのが、意外と分かりにくいところです。
保育給付認定申請書、入園申込書、マイナンバー確認書類、調査書などを第1希望の保育園へ提出します。
市が内容を確認し、第1希望から第2・第3希望へ移る方へ連絡が入ります。
施設利用内定通知書が郵送されます。この後、2月に追加書類を提出します。
年度途中入園は、入園希望月の3か月前から前々月末日が申込み締切です。タイミングを1か月でも逃すと次の月からの申込みになります。手元に締切一覧を残しておくと、あとで慌てなくて済みます。
年度ごとに基準が変わることがある
選考基準や指数の重み付けは、自治体が毎年度見直すことがあります。前の年に聞いた情報や、ネット上の情報がそのまま今年度に当てはまるとは限りません。
わたし自身、他の手続きで「去年と書類が変わっていた」と気づいて慌てた経験があります。年度が変わるタイミングで、高山市の公式サイトか窓口で最新の入園案内を確認する習慣をつけておくと安心です。
よくある勘違いを二つだけ整理しておく
先に結論を言うと、「フルタイムじゃないと点数が低い」と思い込んでいるケースと、「指数表が公開されているはず」と探してもなかなか見つからないケース、この二つをよく聞きます。
就労時間が月64時間以上あれば「常態」として認められます。また、高山市では詳細な指数表を単独で公開しているわけではなく、審査は書類をもとに市が総合的に判断します。「表が見つからない=基準がない」ではないので、窓口で直接確認するのが確実です。
高山市の公式情報はここで確認できる
入園案内や申込書類は、高山市こども政策課、各支所地域振興課、各保育園で配布しています。高山市公式ホームページでも確認できます。
- 窓口・問い合わせ先
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高山市こども未来部こども政策課(電話:0577-35-3140)
- ホームページ上の場所
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行政情報→くらしの情報→こども→保育・幼児教育、託児サービス→「保育園・幼稚園」
電話でも対応してもらえます。「うちの状況だとどの書類が必要ですか」と具体的に聞くと、窓口でもスムーズに話が進みます。
申込み前に一度だけ手を止めてほしいこと
今日か今週末にでも、高山市の入園案内を一部手元に置いてみてください。冊子はこども政策課や各保育園でもらえます。まず就労証明書の記載内容と、自分の実際の勤務時間が一致しているかを確認するだけで十分です。
「点数が足りないかもしれない」と不安になるより、「どの書類を用意すれば自分の状況を正確に伝えられるか」を一つひとつ確認するほうが、わたしは落ち着けると感じています。手元に書類が揃ってくると、不安が少しずつ具体的な作業に変わっていく気がするんですよね。
迷ったときはひとりで抱え込まず、こども政策課に電話してみてくださいね。記事がその一歩のきっかけになったらうれしいです。












