【高山線】杉原~猪谷間の運転が戻る|特急ひだ富山直通の再開日と注意点

「ひだ」が富山まで戻ってきた、というニュースを見て、「それで今の時刻表はどうなっているんだろう」と思った方もいるのではないでしょうか。

わたしは飛騨高山の地域情報メディア『ひだ高山クリップ』でライターをしているノブといいます。高山市内を車で動くことが多いので、電車の話題に疎くなりがちなのですが、北陸方面からのお客さんとの話や、移動のルートを聞かれることで、高山線の状況はずっと気にしていました。

この記事では、今回の運転再開がいつからなのか、特急「ひだ」はどう変わったのか、そして確認しておくべきことを順番に整理します。

目次

3月から続いていた不通がようやく終わった

2026年3月17日から、JR高山本線の杉原駅(岐阜県飛騨市)と猪谷駅(富山市)の間が運転を見合わせていました。原因は、この区間にある第2宮川橋梁の橋脚周辺の地盤が、川の水流に削られていたことです。

「洗堀(せんくつ)」という現象で、橋を支える地盤が川の流れで掘り進まれた状態のことをいいます。目には見えにくい変化ですが、橋の安全性に直結するため、発見後すぐ運転を止めて調査・復旧工事に入りました。

5月30日の始発から運転を再開しています

JR東海の発表によると、地盤強化などの復旧作業が完了し、安全が確認できたことから、2026年5月30日(土)の始発列車から杉原~猪谷間の運転が再開されました。

バス代行輸送は5月29日(金)をもって終了しています。約2か月半ぶりの全区間復旧で、この日から高山本線はふだんの形に戻りました。

特急「ひだ」の富山直通が再開された

運転見合わせの期間中、特急「ひだ」は一部の列車を除いて高山駅や飛騨古川駅が終点となっていました。富山まで乗り通せる列車がなく、北陸方面との行き来に不便が生じていました。

5月30日以降は富山発着の運行が再開されています。名古屋から富山まで直通で乗れるダイヤに戻った形です。

再開直後に注意したい運行状況について

運転再開直後の5月30日・31日は、一部列車に運休や車両編成の変更が出るとJR東海から案内されていました。週末をはさむ時期なので、混雑や乗り間違いが起きやすい日でもあります。

今後の運行状況は、JR東海の公式サイトにある在来線運行状況ページで確認できます。変更が出ることもあるので、乗車前に一度見ておくのが安心です。

ノブ

乗る前にJR東海の運行状況ページをさっと見ておくだけで安心できますよ

この不通で影響を受けた人はどんな人たちか

地元の方だと、猪谷や楡原、笹津あたりに用がある人は電車が使えない期間が続いていました。代行バスでのつなぎ運行はあったものの、時間がかかることは変わらなかったので、不便を感じた方も多かったと思います。

  • 富山から高山・名古屋方面へ移動する予定があった方
  • 北陸経由で飛騨地域へ来る予定を立てていた旅行者
  • 高山線沿線に通勤・通学している方
  • 観光列車として「ひだ」乗車を予定していた方

指定席特急券の購入はいつから再開されたか

富山発着の特急「ひだ」の指定席特急券・自由席特急券は、5月29日(木)の営業開始時刻から販売が再開されています。

すでに購入済みだった方は、手持ちの切符をそのまま使えるかどうか、購入先か最寄りのJR窓口で確認しておくとよいでしょう。変更や払い戻しについても、窓口で対応してもらえます。

今回のような橋梁の洗堀はなぜ起きるのか

宮川は飛騨山脈から流れ出る急流の川で、特に増水時には水の勢いが強くなります。橋を支える杭や基礎のまわりの土砂が少しずつ削られ、地盤が不安定になっていくのが洗堀です。山間部を走る路線ではめずらしくない現象で、定期的な調査で発見されることもあります。

洗堀とは

橋脚周辺の地盤が川の水流で削られ、橋を支える力が弱まる現象。目に見えにくく、増水や流速が増したタイミングで進行することがある。

第2宮川橋梁

杉原駅と猪谷駅の間、富山県と岐阜県の県境近くに位置する橋梁。宮川に架かり、高山本線の山岳区間を支える重要な構造物。

富山から高山へ電車で来たい場合の動き方

5月30日以降は、富山から特急「ひだ」に乗れば高山まで直通で来られるダイヤに戻りました。北陸新幹線で富山入りして、そこから「ひだ」に乗り継ぐルートも組みやすくなっています。

STEP
JR東海の時刻表ページで「ひだ」の富山発着便を確認する

JR東海公式サイトまたはJRおでかけネットで、乗りたい日の時刻を調べます。

STEP
指定席を使うなら早めに予約しておく

再開直後の週末は混み合う可能性があります。指定席は早めに取っておくと動きやすいです。

STEP
当日は乗車前に在来線運行状況を一度確認する

運転再開後しばらくは、突発的な変更が出ることもあります。JR東海の在来線運行状況ページで確認してから乗るほうが無難です。

高山に来るお客さんを受け入れる側の話

高山側から見ると、この2か月半はどうだったかというと、富山方面からのお客さんが電車では来づらい状態が続いていました。バス代行はありましたが、移動時間が余分にかかるぶん、旅程に組み込みにくかった面もあったと思います。

地元の宿や飲食店にとっても、北陸新幹線経由で来るお客さんとの接点が回復した形です。予約の動きも少しずつ変わっていくのではないかと見ています。

今週中に時刻表だけ一度見ておきましょう

まず動けそうな一歩として、JR東海公式サイトの在来線運行状況と、JRおでかけネットの「ひだ」時刻表を開いてみるのがよいと思います。富山発着のダイヤが戻ったことで、行き来の計画が立てやすくなっています。

わたし自身はふだん車移動が多いので、電車でどこかへというのは年に数えるほどですが、富山の知人が高山へ来るときの話がしやすくなったのは正直ありがたいと感じています。「電車で来られますよ」と言えるかどうかで、話の進み方が変わってくるので。

みなさんも北陸方面からのお客さんをお呼びしたい予定があれば、今週中に一度時刻表を見ておくと、動きやすくなりますよ。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ひだ高山クリップ」ノブ

高山市在住のノブです。地域情報メディア『ひだ高山クリップ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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