高山市でキャンプを考えるとき、景色の良さや観光との組み合わせから先に調べる方が多いと思います。ただ、標高の差や朝晩の気温差は、場所によってかなり開きがあります。観光のついでに泊まろうと考えると、見落としやすい点が出てきます。
地域情報メディア『ひだ高山クリップ』でエリアを担当しているノブです。高山市に住んでいる立場から、施設の種類の違いや、車で動くときに気になる道の条件なども含めて整理しました。
この記事では、実在する4か所の施設情報を交えながら、場所の選び方から季節ごとの装備差、買い出しや温泉との組み合わせ方、よくある失敗まで順番に触れています。予約前に気持ちが楽になる情報を中心に書いています。
高山市のキャンプ場を探すときに見ておく点
高山市は面積がとても広く、市街地に近いエリアから、奥飛騨温泉郷のような山深いエリアまで幅があります。同じ「高山市内」でも、標高が数百メートル変わることがあるので、場所を絞るときは「どのエリアか」から見るのが先です。
まず地図で場所を確認して、市街地からの距離と道の様子を見る。わたしが新しい場所を探すとき、この順番が一番迷いにくいと感じています。
高山市内で参考になる施設を4か所
場所選びのイメージが湧きやすくなるよう、高山市内で実際に利用できる施設を4か所取り上げました。料金や営業期間は変更になる場合があるため、予約前に必ず各施設の公式情報を確認してください。
- すのまたオートキャンプ場(高山市清見町)
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AC電源付きオートサイト23区画・フリーサイト10区画。自炊場・シャワー・水洗トイレが整った施設型です。
- 営業期間・料金目安
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冬期休園(期間は公式要確認)。オートサイト4,700円、フリーサイト3,700円。5人以上は1人500円加算。
- 予約・問い合わせ
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利用日の前日までに電話予約。0577-68-2188(巣野俣活性化事業共立組合)。
- 飛騨高山キャンプ場(高山市岩井町)
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標高1,300mに位置する市営キャンプ場。バンガロー・オートサイトあり。
- 営業期間・料金目安
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7月1日から9月30日。バンガロー3,140円、オートキャンプサイト1,770円(2024年度情報)。
- 予約・問い合わせ
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予約は5月1日から。問い合わせは0577-31-1020(平日8:30~17:15)。
- 奥飛騨温泉郷オートキャンプ場(高山市奥飛騨温泉郷)
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標高750m、道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」に併設。場内に天然温泉露天風呂あり。
- 営業期間・料金目安
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4月中旬から11月中旬。サイト料4,000円~5,500円+入場料(大人500円)。宿泊者は温泉無料。
- 予約・問い合わせ
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問い合わせは0578-89-3410。公式サイトはokuhida-camp.comで確認できます。
- くるみ温泉&キャンプ(高山市朝日町)
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御嶽山麓の標高975m、秋神川沿いの温泉宿兼キャンプ場。コテージ・サイトあり。
- 営業期間・料金目安
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通年営業(積雪期は要確認)。温泉込み利用料1,500円/人泊、サイト3,000円~。
- 予約・問い合わせ
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問い合わせは0577-56-2008。公式はkurumionsen-camp.jpで確認できます。
4施設はそれぞれ標高・設備・営業期間が違います。施設型か自然寄りかで持ち込む道具の量がかなり変わります。まずエリアと設備の有無を確認して、自分たちのスタイルに合うかどうかを見てみてください。
標高が上がるほど気温は下がる話
高山市の市街地は海抜およそ573メートルの盆地に位置しています。気温は年平均11℃前後で、8月でも夜間に20℃を下回ることが珍しくありません。さらに標高の高いキャンプ場は、100メートルごとにおおよそ0.6℃下がる目安があります。
飛騨高山キャンプ場(標高1,300m)やくるみ温泉&キャンプ(標高975m)は朝方の冷え込みが早く、夏でも夜間に15℃前後まで下がることがあります。「夏だから大丈夫」という感覚で行くと、夜中に寝袋が足りないと気づくことになります。
春から秋にかけて季節でどう変わるか
飛騨高山キャンプ場は7月から9月の3か月間に限定、奥飛騨温泉郷オートキャンプ場は4月中旬から11月中旬と比較的長めです。春と秋は気温が不安定で、5月や10月は朝晩5℃を下回ることがあります。
秋は虫が減って快適な時期ですが、防寒の準備は夏より一段上の想定が安心です。各施設の営業期間は毎年変わる可能性があるため、シーズン前に公式情報で必ず確認してください。
施設が充実した場所と自然寄りの場所の違い
すのまたオートキャンプ場はAC電源付きサイトにシャワー・水洗トイレが整い、奥飛騨温泉郷オートキャンプ場は場内温泉露天風呂やゴミ回収にも対応しています。慣れていない方や子ども連れでも動きやすい施設型です。
一方、飛騨高山キャンプ場はバンガローやオートサイトがありながら設備はシンプルな自然寄りのつくりです。どちらが向いているかは、同行する人の経験や年齢によっても大きく違う、というのが正直なところです。
買い出しがしやすいかどうかを先に調べる
山間部のキャンプ場は、近くにコンビニやスーパーがないケースがよくあります。くるみ温泉&キャンプは最寄りの買い物場所まで15キロ近くあります。食材や氷は市街地で買ってから向かうのが現実的です。
わたしは買い出し場所を地図で確認してから動く習慣があります。現地に着いてから「何もない」と気づくのは、思った以上に気力を使うんですよね。
温泉や観光と組み合わせるときの段取り
奥飛騨温泉郷オートキャンプ場は場内に天然温泉露天風呂があり、宿泊者は無料で利用できます。新穂高ロープウェイや平湯温泉なども近く、観光と入浴を同じ日に組み合わせやすい立地です。
ただし観光地に近いエリアは週末の渋滞に注意が必要です。先にキャンプ場へ荷物を置いてから観光に出る順番が、わたしなら動きやすいと感じています。
車で行くとき気になる道の状況
高山市の山間部は、舗装されていても道が細い区間が出てくることがあります。くるみ温泉&キャンプへ向かう朝日町エリアや、すのまたオートキャンプ場がある清見町の山道は区間が長めです。
道が細くて入りにくそうだと感じると、それだけで気持ちが後ろ向きになる。これはわたし自身の性格でもあるので、事前にルートを確認しておくことは欠かせません。
焚き火とゴミはルールが施設ごとに違う
焚き火のルールはキャンプ場ごとに異なります。直火禁止のところが多く、焚き火台が必要なケースもあります。奥飛騨温泉郷オートキャンプ場はゴミ回収に対応していますが、他施設は持ち帰りが基本です。
予約前か到着前に、焚き火ルールとゴミ処理の方法を施設へ直接確認しておくことが大切です。現地で確認してから用意しようとしても、近くにホームセンターがない場合は難しくなります。
雨や強風のとき頭に入れておきたいこと
山間部では午後から天候が変わりやすく、朝晴れていても夕方には雨になることがあります。テントの防水性だけでなく、タープやポールの強度も確認しておくと安心です。
高原川沿いの奥飛騨温泉郷オートキャンプ場や秋神川沿いのくるみ温泉&キャンプは、大雨の後に水位が上がる可能性があります。山の天気は平地より読みにくいと感じるのはわたしだけではないと思います。
ノブ天気予報は前日夕方にもう一度確認してから出発するといいですよ
予約前に施設の公式情報を確認する流れ
営業期間、予約の要否、チェックイン・チェックアウト時刻、ペットの可否、焚き火ルールは施設ごとに異なります。まとめサイトの情報は古い場合もあるので、施設の公式サイトか電話で直接確認するのが確実です。
地図と合わせて、市街地からの距離と道の様子も見ておきます。
焚き火・ゴミ処理のルールもここで確認します。
市街地で買ってから向かうか、近隣施設を使うかを先に決めます。
防寒着や雨具が足りないと感じたら、持ち物を追加します。
初めて行くときにやりがちな失敗
見落としやすいのが、装備の「夏仕様」での油断です。飛騨高山キャンプ場(標高1,300m)では、夏の夜間でも15℃前後まで下がることがあります。薄手の寝袋しか持っていかなかったことで、夜中に目が覚めたという話はよく聞きます。
- 夏でも夜間の防寒具が足りなくなる
- 山道の所要時間を甘く見て遅着する
- 買い出しを現地近くで済ませようとして困る
- 夏の週末に予約なしで満サイトになる
どれも「先に調べれば防げる」ことばかりです。当日に焦らなくて済むよう、予約前の下調べに少し時間をかけておくと楽になります。
出発前に一度だけ確認してほしいこと
今週末に予定があるなら、今日のうちに気になる施設の公式サイトを一つ開いて、営業しているかどうかだけ確認してみてください。それだけでも、当日の気持ちの余裕がかなり変わります。
わたし自身、道が細いと分かっている場所は出発前にもう一度地図を確認する癖があります。現地で「ここ本当に入れるか」と感じると、その後の気分に響くんですよね。先に見ておくだけで、それがなくなります。
高山の星空の下で焚き火を囲む時間は、準備がそろってこそ楽しめると感じています。今日、気になる施設のサイトをひとつだけ開いてみるところから始めてみてくださいね。












